異年齢の威力、最強説
子どもが育つ環境で、コストも掛からず、楽で、楽しい、いいことづくしの最強の環境はちょっと年が上の兄ちゃん、姉ちゃんと遊ぶ環境を作ってあげることだと私は本気で思っている。
今日、3歳になったばかりの息子は、4歳のちょっとお兄ちゃんと巨峰を食べていた。
4歳のお兄ちゃんは私の友人の息子だ。会うのは2回目。
子どもに回数はあまり関係ない。できれば複数回会っている友達がいいけれど、初めてでも大抵問題ない。楽なもんだ。
息子はブドウが大好き。でも剥くのが嫌いだ。
家で食べていると、最初は自分でも剥いたり口に入れて食べてはいるものの、すぐにほとんど残して食べなくなる。
「食べなかったとしても、親が剥いてくれる」と思っているのだ。
それは正しい。せっかく子どもが食べたいと言った果物。
口では「食べない」と言ってもそれは、「自分では食べない、食べさせてもらえれば食べるよ」という意味で、「じゃぁ食べたるわ!」と、親が食べれば、怒ったり拗ねたりする。あとが面倒だ。
そして、いつまでも置いてあるぶどうをそのままにしておける時間も限られている。机に置いておくと、遊んでいる拍子に器ごと落とすだろうし、ぬるく美味しくなくなる(高級な!)果物をそのままにしておけない。
結果的に、親が剥いてあげたり、剥いた実を口にいれたりして何とか早く食べさせようとしてしまう。
でも今日は違った。4歳のお兄ちゃんが食べる横で、真似をしながら巨峰の皮を剥き食べている息子を見て、「しめしめ、食べとる食べとる」と、後ろからニヤニヤが止まらない。
少し大きいくらいのお兄ちゃんは格好のお手本だ。
そんなに手先も大人ほど器用ではないし、動きもゆっくりで真似しやすい。子どもは自分と近い年齢の子どものことを本当によく見ている。話している内容や、言葉遣いなど、一瞬でシンクロしてしまう。
良くも悪くもと思う反面、食事や遊びの時間はできる限り近い年齢の子どもと一緒に過ごさせたい。とは思う。親があれこれ教えたり付き合うより格段に効果があり、そしてこちらもイライラしない。
そんなことは、そうしょっちゅうは出来ないのだけれど。
今日から夏休み。今年の夏は田舎から中学生の従兄弟のお兄ちゃん達が遊びに来てくれる。年の差が離れてはいるけれど、中学生ともなれば3歳児を楽しませることなんてちょろいもんだし、きっと楽ができる、ハズだ!