カウチサーフィンで国際&異文化交流を子育てにがっちり活かすブログ

英語が大してできない大阪のおかんが、リアル国際&異文化交流体験を体当たりで発信しています。

おかんと学校 ~あえてアナログを大事にしたい~

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新型コロナウィルスの影響で突如休校となった小中高校生向けのオンライン教材やサービス、ダウンロードして使えるクラフトなど様々な教育コンテンツが無料で公開されています。こんなにも沢山のコンテンツがあったんだと知る機会になり、ありがたいなぁと思う反面。「だから大丈夫ってのは危険、学びの場を社会は提供しているということにはならないんよねー」と悪態をついてしまう。


色んな意見があると思うので、ひとつの意見として捉えて貰えたら嬉しいです。私がそう思う理由は、オンライン教材は「小学校低学年の子どもがいる家庭には活用しにくい」と思うからです。


例としてクラフトの教材をこの年代にやってもらおうとした場合で考えてみたいと思います。


まず、オンラインでの教材は、

①小学校低学年には保護者や大人の管理下でないとちゃんとした学びにはならない。

そして、

②同じくらいの年代がグループになってやれればいいけれど、そうでなければ学習効果は半減しちゃうんじゃない?と感じています。


この①の管理下というのはほぼ付きっきりの状態を指します。
「プリントしたからやってみなさい」では子どもは何をどうしたらいいのか分からない。かといって、学校の先生であればどの程度口を出して、どの程度フォローをすればいいというのは分かるかもしれませんが、保護者と子どもが付きっきりで取り組むと口出しも多くなってしまいます。これはクラフトに限らず、算数や国語のワークについてもそうかもしれませんね。


②の同じ年代のグループでなければ学習効果が半減する というのも、こと低学年は実際に周りの人がどうやっているのか、見て覚える、工夫しているところを真似る。といったことが必要だと思っていて、これは大人がチョキチョキあらかじめ切ったものを渡したり、カッターは危険だからとある程度難しいところをお膳立てしてしまうと、まだその道具を上手く使えない年代の子どもにとっては魔法を見ているようなもので、「自分にはできない」なんて思わないかしら?

 

また、どの程度のものが完成度の基準か、そして難易度がどのくらいかを普段からそういったことをしていない限り、とても掴みにくい。大人は綺麗に作ったり、形にしようとしがちですし、このくらいならできるだろうと難易度の高いものを渡しがちですから、子どもたちの基準や状況と合わない。


そんなこんだで、同年代との交流を絶たれた状態で1人でやる学習はとても環境的に難しいと思うわけです。結局学校以外に子どもが学習に専念できる環境は少なく、ましてや簡単には作れないということだと思います。


そう考えると、小学校低学年にとっては他の年代より「学校」という場がいかに、大切かということを考えなければいけないと思います。


学ぶ場を失った子どもたち。そうしてしまった政府や大人たちは責任を感じて次に生かしたいですね。(自戒を込めて)


こと未就学児、小学校低学年の年代について思うことは、オンラインやバーチャル世界での学習に頼りすぎない。ということを大切にしたいと思っています。


「これさえやっときゃOK」ということなんてない。どんな教材にも、メリットがありデメリットがあるんだと疑いの目も必要だと思います。


~余談~
私の友人が自宅でお友達のお子さんを数人預かっているというFacebook投稿を見ました。
即席で作るとすれば、この方法が一番学習環境としては理想的だと思いました。兄弟が多いご家庭もいいですよね!こういうコミュニティを身近に作っていきたい!是非寝屋川市のママさん、繋がってください!

公式ラインやってます→https://lin.ee/o24fN99


また、オンライン上で繋がって対話的な学びコンテンツを提供するという取り組みをされているサイトもありますのでご紹介します。


カタリバオンライン
https://note.com/kataribaonline/n/n3d78c5d8fac8