カウチサーフィンで国際&異文化交流を子育てにがっちり活かすブログ

英語が大してできない大阪のおかんが、リアル国際&異文化交流体験を体当たりで発信しています。

おかんと学校 ~多様性~

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昨年から寝屋川市枚方市で活動しているフリースクールみんなでつくる学校とれぶりんか』という団体のボランティアとしてコンサートの運営やクラウドファンディングのお手伝いをしています。


とれぶりんかは市民団体ですが、活動に対して数々の受賞歴があり、SDGsという言葉がなかった16年前から、障害がある人やない人、引きこもり、不登校の学生、若者世代、ママ・パパ世代、シニア世代といった様々な世代、様々な立場の方々と共に活動してきました。活動内容も多岐に渡り、子ども食堂やコンサート、演劇などなど、みんなそれぞれの得意分野や好きなことを見つけ、活動の幅を広げている団体です。


私がこの活動をお手伝いしている理由は、当たり前と思っている学校社会や普段の生活は、多様性を極力排除した特殊な環境で、未来を生きる子どもたちが育つ環境としては、経験や体験が足りないし、いろんな世界があることを子どもたちに体験して欲しいという思いがあるからです。


あるベストセラー作家が「嫌い」と「知らない」はとても近い位置にいる。と表現していました。これはとても分かりやすくて、人は、知らないことがあると嫌っているような反応をしてしまい、その情報を避けて生きるようになります。


『学校は必要なことを全て教えてくれる』わけではありません。道徳や人権、性教育といった一般教養は日本では全く重要視されませんが、欧米諸国ではとても大事にされています。『自分で考えて自分の意見を持ち、自分の言葉で発信できる』ということを教育の中でも求められ、訓練し、それが必要だと認識しているからです。


『自分の意見を言う』という力は残念ながら今の日本の公教育では身につけられない。という事実を受け止め、そうであればどうすればいいか?を考えたいと思います。これは、システムの問題で、現場の問題ではないので、いくらアクティブラーニングや、プログラミング教育を取り入れても、根本のマインドを変えていけるような改革がされていない以上、変化しにくい。今、子育て中の世代は、少しずつしか変わらない変化を待ってられないのです。


写真は男と女という性以外があるということを真正面から題材にした少女漫画
IS ~男でも女でもない性~