カウチサーフィンで国際&異文化交流を子育てにがっちり活かすブログ

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先人に学べ!子どもの居場所 運営者にインタビュー


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こんにちは、異文化交流を生かした新しい子どもの居場所をつくりたい、大阪おかんのあやみです。

 

今日は先日イベントで訪れた、「ずぶの学校」の校長みさきさん、その後知り合ったフリースクール「みんなでつくる学校とれぶりんか」中川さんに、目的、運営面、公的サポート、地域との関わり方などの実情をインタビューしに行った時の話をします。主に、「なにを目的に活動しているか」から、残しておきたい言葉をまとめました。

 

www.zubunogakkou.com

 

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わからないことは、先人に学べ。

なんとなーくやりたいなーから、実際にやり、運営するとなると、それはもう0対10000ぐらいの差を感じます。

 

ずぶの学校は、小説や人形劇といった作品を生み出す練習をすることで、自己表現の練習をする学校です。

主に中高生の学生が通っているそうですが、今の学校教育や学校という場所に何らかの生きづらさを感じている学生たちが、自分がほっとできる場所を探して行き着くサードプレイス。活動は約4年くらい。

 

みんなでつくる学校とれぶりんかは、演劇やスポーツ、子ども食堂などを通して、不登校の子どもたちやシングルマザーのお母さん達の援助など幅広く活動しているフリースクールです。歴史も古く、15年以上活動しており、中にはプロの歌手やミュージシャン、お笑いコンビなど多数の表現者を輩出しています。

 

どちらも共通しているのが、子ども達に表現の場を提供しているということです。歌や演劇、照明や音響、小説やイラスト、形は何であれ、自分がやりたいこと、興味があることを深堀したいだけできる環境がそこにあります。それぞれの施設を運営するお2人は、子ども達のやりたい、やってみたいを、応援し、理解し、支援する。形にとらわれず、子どもを中心にした活動を貫き、プラスの循環が回って色々な活動に広がりを見せています。

 

私はまだ実際に、生徒に会ったことがないのですが、この学校で活動をしている生徒は、中高生の引きこもりや不登校児、気持ちは不登校不登校予備軍、または暴力を振るう問題児、何らかの障害がある学生など、バックグラウンドは様々。

 

とれぶりんかの卒業生たちの進路を聞いてみると、ネガティブなイメージは全くなく、一度は社会から背を向けようとしていた子ども達が、前を向いて自立し、家庭を持ち、中には事業をしている子もいるそうです。

 

ずぶの学校の校長のみさきさんは、「子ども達に問題があるケースよりも、接する大人の接し方に問題があるケースが多い。

大人は中高生を苦手と思っている人が多く、どう接したらいいのか分かっていない。」 と言います。

 

そう言われて「はっ」とする体験を思い出しました。

 

私は10年ほど前から出産するまで、バレーボールサークルに入っていました。社会人サークルだったので、メンバーの殆どが社会人だったのですが、当時高校生の女の子が入ってきた時に一体何を話していいのかわからず、うまく話しかけられなかったことを思い出しました。

 

あれは好きや嫌いという次元ではなく、苦手だったんだ、、、。

今思えば、あれは差別的な感情だったように思います。

 

当時、高校生だったその子は大学生になり、今は社会人になりました。高校生や社会人というカテゴライズって、そもそも一緒にスポーツを楽しむ上では必要ないですよね。

 

関係ない土俵に性別や年齢差を持ち出し、普通通りの接し方ができないのは、それは全て差別だと思います。

 

私はこういった差別的な考え方を、是正するには、まず自分が差別していることを知る必要があると思っています。知らない世界はどんなものかわからないので、無意識にバイアス(先入観、偏見)がかかってしまっています。ですが、たった一度でも、身近に感じることができたり、実際に当事者に話を聞くとそれは全くの思い込みだったことに気づくのです。

 

フリースクール不登校、引きこもりの子が行く学校

 

と思っていて、どんな世界か興味すらなかった。

言葉の持つイメージに引きずられないで、中身を見て判断できるようになりたいと思います。

 

とれぶりんかの中川さんは、学校のキャッチコピーとして「問題解決型フリースクール」と言っていました。

フリースクールに通っている、傷みを知っている子ども達、その子ども達だからこそ解決できる問題がある。」と中川さんは言います。

「潤沢な教育環境を与えられ、なに不自由なく有名大学に入った子どもたちが日本や世界の問題を解決することは難しい。何故なら、問題の本質を知らないし、体験したことがないから。」

 

私が作りたい、子どもの居場所で育つ子どもには、「自分で考え、行動出来て世界に羽ばたく子どもになって欲しい」という欲があります。

 

まだ影も形もありませんが、自分の欲を実現できるスペースを作りたいと思います。