カウチサーフィンでのホスト体験 フランス人ゲスト 食事編
こんにちは、異文化交流をがっちり子育てに活かす、大阪おかんのあやみです。
今日は久しぶりにカウチサーフィンのホスト体験についてレポートしたいと思います。
今回泊まりに来てくれたのは20代前半のパリジェンヌ。京都の大学で数ヶ月間交換留学生として勉強した後、母国のフランスに帰る前の数日間を我が家で過ごしてくれました。
今回は最長記録 3泊4日の滞在だったので、それはもう色々な話をしました。学校での部活動の考え方の違いは以前レポートしましたので、ご覧下さい。
フランスの美食文化のルーツは、家庭料理にあり!
フランスの食文化について聞いて一番驚いたのが、「家族の誕生日パーティーを4時間かけている」ということです。
フランスは、日本の弁当箱がブームになるなど、家庭でも料理を作ることが日常的だとは知っていましたが、ホームパーティで振る舞われる料理は家族みんな総出で作るそうです。
彼女も小さい頃から食事作りの手伝いをしていたそうで、私の家でもガレットを振舞ってくれました。
たまたま一緒に見た日本のテレビ番組で熟成肉について、専門店が紹介されていたのですが、驚くことに家でお父さんがカモを熟成させており、日常的に食卓に上がるそうです!
その他作れるものは結構何でも家で作っているそうで、ソーセージなども作っていると言っていました。
フランスで家庭料理が当たり前なのは日本とは全く違う理由があります。
それはズバリ、「外食がとても高くて、家族みんなでは食べに行くにはお金がかかりすぎるから!」なるほど!
フランスに帰ってからは家族の誕生日会だけでなく、彼氏のおばあちゃん、友達、それぞれの誕生日会に参加するので大忙しですと言っていました。
どの誕生日も全てが派手(というか、凝っている?)というわけでもなく、パーティが嫌いな友人は、シンプルにプレゼントだけを渡して終わりという、誕生日会もあるそうです。
日本の食事はどれも口に合うそうで、彼女は特にラーメンが好きと言っていました。魚もフランスでは生では食べないそうですが、日本ではお刺身なども食べていたそうです。
詳しいフランスの食文化についてはこちら↓↓↓
https://traveloco.jp/paris/guide/tp-sp-gourmet_meal
家で作った料理
・ガレットとクレープ
彼女が教えてくれた、ガレットとクレープは家にあるもので簡単に作れ、とっても美味しかったです。ちょっとしたコツもあるので、詳しいレシピは後日紹介します。
食事用のガレットと、デザート用のクレープは生地は同じですが、どちらの料理にも、合うような味付けになっています。
・たこ焼き
3日間夕食を一緒に食べましたが、2日目の夜はたこ焼きをしました。もちろん、たこ焼きを作ることは初めてだったようで、とても楽しんでくれました。
たこ焼きはタコ以外はとても安いので、気軽に楽しい食卓になるし、子どもも喜んで食べるのでゲストが来る時は、よくたこ焼きを作っています。
・ミートソースパスタ
ちょっと前に作ったものを冷凍しておいたミートソースとナスを素焼きして出しました。特にゲストが来る時は、凝った料理は作れないし、そんな余裕もないので、ぱっと出せるものを冷凍庫にストックしています。
おしゃべりからの気づき
ゲストと何度か一緒に食事をしていると、そのゲストの国の食文化について生で知ることができます。例えば彼女は、朝食はとても軽めで、それこそビスケットだけでオッケーと言った感じでしたが、お昼と夜は結構しっかり食べていました。食事だけでなく、スイーツの話もして、彼女はカヌレといった伝統的なフランスのお菓子も家でよく作ると言っていました。
20代前半の彼女が色々な料理を作れるのも、家庭でそういった場面をみたり、家族と一緒に作ったりする経験があるこそだと思います。私が大阪に来た頃は、1人暮らしが初めてだったので、洗濯機の動かし方がわからず、同僚の女性に聞いたことを今でも覚えています。
以前宿泊してくれたインドネシア人の女性の話と照らし合わせると、インドネシアでは家政婦さんが一般的なのであまり、家で料理をしないお母さんもいるそうです。そういったお母さんのお子さんは、ご飯を作ったり、家事が一切できない子になるかも?!実際にそういう家庭もあるようです。
家庭で日常的に見聞きしている情報が、子どもの知識、経験として、刷り込まれていくのだと思います。
家庭環境もなるべく、多様な環境にできたらいいなと思います。「こうなって欲しい」と、親の願いを子どもに押し付けるとすれば、まず親がその環境にする必要があるんだよな、とも思いました。なかなかの覚悟がいることですが。
次回は彼女に教えてもらったガレットとクレープの作り方をレポートしたいと思います。